整骨院で受ける自費施術とは?保険適用の施術との違い解説

2024.10.2 重要おすすめ記事
小林整骨院 施術

多くの整骨院では、自費施術に加えて保険適用の施術も行われています。「できれば保険適用で施術を受けたいけれど、どのように内容が違うんだろう」と疑問に思っている方もいるでしょう。整骨院ではどのような施術が自費施術の対象となるのでしょうか。

本記事では整骨院の概要や、整骨院で受けられる自費施術と保険適用の施術について解説します。痛みや辛さを感じているものの、整骨院の仕組みが分からずに、なかなか足を運べずにいる方もいるかもしれません。本記事を参考にして、整骨院の自費施術と保険適用の施術の違いを理解しましょう。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 整骨院とは
  2. 整骨院で自費施術となる場合
  3. 自費施術となる場合のポイント
  4. 整骨院で保険が適用される場合
  5. 保険適用となる場合のポイント
  6. まとめ

整骨院とは

整骨院は柔道整復師が施術を行う施設のことです。

接骨院・柔道整復院・ほねつぎなどと呼ばれる施設もありますが、いずれも同じように柔道整復師が施術を行っている施設を指し、名称以外に基本的な違いはありません。柔道整復師は国家資格者で、整骨師・接骨師・ほねつぎ師などとも呼ばれます。

整骨院では柔道整復師が厚生労働大臣の許可の下、骨折・脱臼への応急処置や捻挫・打撲・挫傷などの症状改善を目的とした施術を行います。またこれらのいわゆる「けが」を対象とした施術以外にも、生活習慣などが原因の慢性的な肩こりや腰痛、自律神経の乱れの改善などを目的とした施術を行っている整骨院も多いです。

整骨院で自費施術となる場合

整骨院で自費施術となるのは、普段の習慣が原因で起こる慢性的な症状です。具体的には、以下のような症状改善を目的とした施術は自費での施術になります。

  • 肩こり
  • 首こり
  • 腰痛
  • 背中の痛み
  • ぎっくり腰
  • 寝違え
  • 神経痛
  • 足のだるさ
  • 眼精疲労
  • 更年期障害
  • 頭痛
  • 不眠症
  • 自律神経失調症

ストレートネックや猫背の原因となる姿勢矯正、産後の骨盤の歪みなどを改善する骨盤矯正、インナーマッスルを鍛える施術、自律神経の調整などを行う整骨院もありますが、これらも全て自費施術です。これらの施術を保険適用で受けることは違法になります。

またけがをしてすでに医療機関での治療を受けている場合、整骨院で同じ部位の施術を受ける場合は実費です。

自費施術となる場合のポイント

整骨院を選ぶ際は、在籍している施術者の経験や資格、口コミなどをチェックしましょう。

整骨院での自費施術は、施術を受ける方の体の状態やお悩みに合わせてカスタマイズした治療が受けられます。手技によるマッサージの他、機器を使った治療なども受けられ、なかなか改善しない慢性的な辛い症状の改善を目指せます。しかし正しい知識を持った施術者が施術を行わなければ、期待する効果が得られない可能性も高いです。慢性的に続く症状の場合、痛みや辛さを感じている部位とは異なる部位に症状の原因が隠れているケースもあるため、原因を見極められる知識や経験があるかも重要になります。

ホームページや口コミサイトをチェックして、十分に経験があり、信頼して任せられそうな施術者がいる整骨院を選ぶようにしましょう。またアフターフォローをしっかり行ってくれるかどうかも、押さえておきたいポイントです。

保険適用での施術と異なり、全額自己負担となる自費施術は料金も高額になります。料金に見合った効果を感じられ、適切なサービスが受けられているかを考えて、施術を継続して受けるかどうかを検討することも大切です。

また整骨院などと混同されやすい施設に、整体院やカイロプラクティック院などがあります。整骨院は国家資格を持った柔道整復師が施術を行っていますが、整体やカイロプラクティックは民間資格で、資格がなくても行える施術もあります。国家資格を持っている施術者による施術を受けたい場合は施術者の資格を確認し、柔道整復師が在籍している整骨院や接骨院、柔道整復院、ほねつぎを選ぶようにしましょう。

整骨院で保険が適用される場合

整骨院で保険が適用になるのは、以下のような外傷に対する施術を受ける場合です。

  • 骨折
  • 脱臼
  • 捻挫
  • 打撲
  • 挫傷

これらは外からの物理的な力によって起こるけがです。挫傷には筋挫傷や筋挫滅、肉離れなどがあります。原則として骨折や脱臼は応急処置のみが保険適用です。ただし、医師からの同意があれば、保険適用で施術を受けられます。

また前述した通り、上記の外傷に対する施術であっても、すでに医療機関で治療を受けている場合は保険適用にはならないので注意してください。

保険適用となる場合のポイント

保険適用となる場合、自己負担額が自費施術よりも少なくなるため、施術にかかる費用を抑えられます。自己負担額は基本的に施術にかかった費用の3割ですが、年齢や生活状況によって1割負担・2割負担のケースもあります。

ただし整骨院で受ける保険適用の施術は、施術一回で料金が設定されているわけではありません。施術一カ所当たりで料金が決まっているので、複数箇所の施術を受ける場合は、施術を受けた箇所の数に応じて料金が変わってきます。

またけがの状態によっては、長期間にわたって施術を受けなければならないケースもあるでしょう。自己負担額が少ないとはいえ、長期間通うとトータルの費用が高額になってしまう恐れもあるので、注意が必要です。

原則として保険適用で受けられる施術範囲は、痛みを感じている部分のみです。そのため、痛みを感じている部位と異なる箇所に原因がある場合や外傷の程度によっては、保険適用の施術では思うような改善効果が得られないかもしれません。

まずは症状を見てもらい、保険適用の範囲内の施術で適切な治療計画が立てられるかを相談してみましょう。自宅でケアや運動を取り入れることで、早期回復を目指せるケースもあります。

※参考:厚生労働省. 「医療費の一部負担(自己負担)割合について」


https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/dl/info02d-37.pdf

まとめ

本記事では整骨院の概要や、整骨院で受けられる自費施術と保険適用の施術について解説しました。整骨院で生活習慣に起因する慢性的な痛みや辛さの改善を目的とした施術を受ける場合、基本的に自費施術になります。まずは整骨院に在籍している柔道整復師に相談し、症状の改善を目指すにはどのような施術が適しているのか、どの程度の回数・頻度で施術を受ける必要があるのかを相談してみると良いでしょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com