ふくらはぎのマッサージで足の疲労解消!疲れの原因やマッサージ方法を解説

2025.1.22 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事

「すぐに足が疲れてしまう」「足の疲れがなかなか回復しない」「足がいつも重く感じてだるい」とお悩みなら、ふくらはぎのマッサージがおすすめです。どのようなマッサージをすれば、足の疲れの解消に効果が期待できるのでしょうか。

本記事では足の疲労の原因や疲労とふくらはぎとの関係、ふくらはぎにむくみが起こる理由、足の疲れを予防する方法、おすすめのふくらはぎマッサージを解説します。足の疲れやすさや慢性的な疲労にお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 足の疲労の原因とふくらはぎとの関係
  2. ふくらはぎにむくみが起きる原因
  3. 足の疲れを予防する方法
  4. 足の疲れ解消にはふくらはぎのマッサージが効果的
  5. 【実践!足の疲労解消】ふくらはぎのマッサージ方法
  6. まとめ

足の疲労の原因とふくらはぎとの関係

足の疲労を感じる原因の一つは、ふくらはぎの筋肉が硬くなっていることです。

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、血液を心臓に押し戻す働きがあります。しかしふくらはぎの筋肉が硬くなって十分に収縮しなくなると、重力に逆らって血液を押し戻せなくなります。すると、血行不良になって血液がふくらはぎにどんどんたまってしまい、血液中の水分が血管の外に漏れ出して、むくみを引き起こすのです。

また血液を押し戻す際には、運動時に発生する疲労物質の「乳酸」など、老廃物も同時に運ばれますが、ふくらはぎの筋力が弱く血行が悪くなってしまうと、老廃物がふくらはぎにたまってしまいます。すると悪循環でさらに血行の流れが悪化してむくみが進行し、足に重さやだるさを感じてしまうのです。

慢性的に血行が滞ってしまって、むくみがさらに悪化すると、血液の流れが逆流する「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」を引き起こすこともあります。下肢静脈瘤になると、足の痛みや皮膚炎、潰瘍などができるリスクがあり、歩くことすら難しくなる恐れもあるので、注意が必要です。

ふくらはぎにむくみが起きる原因

足首の痛み

ふくらはぎにむくみが起きる主な原因は大きく分けて2つあります。それぞれどのような仕組みでむくみが起きるのかを見ていきましょう。

長時間同じ姿勢でいる

長時間同じ姿勢で過ごしていると、ふくらはぎが血行不良になって、むくみが起きやすくなります。

立ち仕事で一日中立ちっぱなしの方は、仕事終わりにふくらはぎがむくんでパンパンになる状態が日常的に起きているのではないでしょうか。これは、ふくらはぎの筋肉がほとんど動かないことで、血行不良になっているからです。またデスクワークが中心の方も、長時間ふくらはぎの筋肉を使わないため、血行不良になってむくみや重さ、だるさを感じる方が多い傾向にあります。

運動による疲労がある

筋肉疲労がある場合も、ふくらはぎが血行不良になって、むくみが起きる原因です。

過度の運動をして筋肉疲労が蓄積すると、ふくらはぎの筋肉が硬くなって、血行の流れが悪くなります。すると、水分や老廃物がふくらはぎにたまってしまうので、むくみが起きてしまうのです。

また運動をした際に十分に水分を取っていないと、体内の水分が不足して脱水症状になることがあります。すると、体は危険を感じて水分をためこもうと働くため、本来なら排出されるはずの水分がふくらはぎにとどまってしまい、さらにむくみが悪化してしまう可能性が高いです。

足の疲れを予防する方法

足の疲れを予防する代表的な方法は以下の通りです。

  • 適度な運動習慣を作る(毎日歩くなど)
  • 同じ姿勢でいることを避ける
  • 小まめに水分補給をする
  • 冷え対策を意識して行う
  • 圧迫効果のある弾性ストッキングを着用する

普段の生活を振り返り、以上のことに気を付けると足の疲れを予防できる可能性があります。

足の疲れ解消にはふくらはぎのマッサージが効果的

足のむくみ

足の疲れを効果的に解消したいなら、ふくらはぎのマッサージがおすすめです。

ふくらはぎをマッサージすると、硬くなった筋肉がほぐされて血行が良くなります。また同時にリンパの流れも改善されて、蓄積した老廃物も排出されやすくなるので、足の疲れの解消が目指せます。

【実践!足の疲労解消】ふくらはぎのマッサージ方法

今日から実践できるふくらはぎのおすすめマッサージ方法を2つご紹介します。どちらも短時間で簡単にできるマッサージなので、日々の習慣にしてみましょう。

いずれのマッサージも、手のひらとふくらはぎをしっかり密着させて行うことがポイントです。力の入れ過ぎは逆効果になるため、気持ち良いと感じる程度の強さで行いましょう。オイルやクリームを付けて行うと、摩擦による肌へのダメージを防げます。

ふくらはぎをさするマッサージ

まずはふくらはぎをさするマッサージをご紹介します。以下の方法で行いましょう。

  1. 床に座り、右膝を立てる
  2. 両手で右足首を包む
  3. 両手を左右交互に動かしながら、1分程度かけて足首から足の付け根までさすり上げる
  4. 反対側も1〜3と同じように行う

ふくらはぎをもむマッサージ

次にふくらはぎをもむマッサージをご紹介します。以下の方法で行いましょう。

  1. 床に座り、右膝を立てる
  2. 両手の親指を下に向けた状態で、右のふくらはぎ全体をつかむ
  3. 両手に体重を乗せるイメージで、位置を変えながらふくらはぎ全体を1分程度もむ
  4. 反対側も1〜3と同じように行う

まとめ

本記事では足の疲労の原因やふくらはぎとの関係、むくみの原因、予防法やおすすめのマッサージ方法を解説しました。長時間の同じ姿勢や筋肉疲労によってふくらはぎの血行が悪くなると、足の疲れを感じやすくなってしまいます。ご紹介したマッサージを日常的に取り入れて、足の疲れやだるさの改善を目指しましょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com