夏バテになるとどんな症状が起こる?夏バテの予防法も解説

2024.5.29 自律神経失調 , 重要おすすめ記事 , 頭痛

夏の暑さで体力や食欲が低下し、体に不調が現れる夏バテ。

その症状は真夏から秋にかけて起こりやすいと言われていますが、近年は猛暑の影響により、初夏に夏バテを起こす方も増えてきています。夏バテは放っておくとどんどん体調が悪化する原因となるので、症状に気付いたら何らかの対処を行いましょう。

本記事では夏バテの主な症状と日常で実践できる予防法について解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 疲労・食欲低下・不眠など、夏バテの主な症状を紹介
  2. 水分補給や生活習慣の見直しが大事!夏バテの予防法
  3. まとめ

疲労・食欲低下・不眠など、夏バテの主な症状を紹介

夏バテの症状には個人差がありますが、主に以下のような体調不良を起こすと言われています。

疲労

いつもと同じ生活を送っているのにすぐ疲れを感じる、前日の疲れがなかなか取れない、といった不調は夏バテの典型的な症状の一つです。

ただの疲れと考えて放置していると、疲労感がどんどん強くなり、日常生活に支障を来すこともあります。

倦怠感

体が重い、だるいといった倦怠感が長く続くのも夏バテの特徴です。

前述した疲労と倦怠感が重なると、朝起きるのが辛くなったり、一度横になるとなかなか起き上がれなくなったりすることもあります。

食欲低下

夏バテになると食欲が低下し、食事を抜いたり、あるいは簡単なもので済ませたりすることが多くなります。

また、夏はさっぱりしたものや冷たいものを食べる機会が増えるため、偏食になりやすい傾向にあります。

睡眠不足

暑さのせいで寝付きが悪くなったり、眠りの質が低下したりすると、体内時計が大幅に乱れます。すると、日中に強い眠気に襲われたり、頭がぼーっとして働かなくなったりすることが多くなり、日常生活に支障を来すことがあります。

夏バテを起こすほど暑さにやられている方は慢性的な睡眠不足に陥っていることも多いため、注意が必要です。

胃腸トラブル

夏バテで体力が落ちると、消化機能も低下し、下痢や便秘といった胃腸トラブルが起こりやすくなります。また、前述のとおり夏バテ中は食欲が低下するため、冷たいものやさっぱりしたものばかり食べてしまいがちです。

すると、胃腸が冷えてますます消化器官のはたらきが悪くなり、トラブルを繰り返すようになります。

頭痛

夏バテを起こしている方は自律神経の不調も起こりやすく、体温の調節機能が乱れがちです。すると、暑い屋外とエアコンの効いた室内を行き来する際に体温調節がうまくいかず、頭痛などの不調に悩まされやすくなります。

水分補給や生活習慣の見直しが大事!夏バテの予防法

夏バテを防ぐために日頃から実践したい方法を3つご紹介します。

水分補給をする

人は特に体を動かさなくても毎日約2.5Lの水分を失っています。

成人の体の約6割は水で構成されているため、水分が不足すると体温調節がしづらくなったり、内臓のはたらきが悪くなったりして夏バテを発症する原因となります。特に夏場は汗をかきやすいので、毎日2Lほどの水を何度かに分けて補給することを心掛けましょう。

大量に汗をかいたときはスポーツドリンクを飲むのもおすすめですが、糖質の含有量が多いため、たくさん飲み続けると糖質の代謝にビタミンB1を多量に消費してしまいます。

ビタミンB1が不足すると疲労感を覚えやすくなるので、スポーツドリンクを含めて糖質の多いドリンクの飲み過ぎは控えましょう。

※参考:厚生労働省.「健康のため水を飲もう講座」


https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000165091.pdf

生活習慣を見直す

自律神経が乱れていると夏バテを起こしやすくなるため、生活習慣を見直し、規則正しい毎日を送ることが大切です。例えば、早寝早起きを心掛け、起床時は朝日を浴びて体内時計をリセットする、寝る前はパソコンやスマートフォンなどのブルーライトを放出するものを避け、睡眠の質を高めるなど(※)。

また、適度な運動を習慣にするのも夏バテ防止に有効です。定期的に無理のない程度の運動を行うと、体が暑さに慣れ、夏バテを起こしにくくなります。

ただ、熱い屋外でスポーツなどを行うと熱中症のリスクが高くなるので、まだ気温が上がりきらない早朝にウォーキングをする、室温管理が適切なジムを利用するなど、運動をする環境にも配慮しましょう。

※参考:燕市.「体内時計をリセットして心もカラダもリフレッシュ」


P1 https://www.city.tsubame.niigata.jp/material/files/group/13/100782255.pdf

※参考:住総研.「住宅照明中のブルーライトが体内時計と睡眠覚醒に与える影響」


P2 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jusokenronbun/42/0/42_1408/_pdf

食生活を改善する

暑くて食欲が湧かないからといって、簡単なものや冷たいものばかり食べていると栄養不足や冷えの原因となります。特に食生活の乱れは悪循環を招きやすいので、一日三食、バランスの良い食事を摂ることを意識しましょう。

また、冷たいものの摂りすぎは胃腸に負担を掛けるので、たまには温かいものを飲んだり、食べたりする習慣をつけるのがおすすめです。

【まとめ】

夏バテの症状は多種多様! 生活を見直して早めに予防しよう

夏バテを起こすと、疲労感や倦怠感、食欲の低下、睡眠不足など、さまざまな不調を感じるようになります。最初のうちは軽症でも、そのまま放っておくとどんどん症状が悪化し、日常生活に支障を来す原因になることもあります。

夏バテは真夏だけでなく、初夏や秋口などにも起こりやすい症状なので、日頃から生活習慣を改善し、夏バテしにくい体づくりに取り組んでおきましょう。

具体的には、こまめな水分補給や生活習慣の見直し、食生活の改善などを実践するのが効果的です。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に47店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com