シミには美容鍼が効果的? シミに対して期待できる美容鍼の効果や副作用を解説

2023.10.10 美容 , 自律神経失調 , 重要おすすめ記事 , 鍼治療

シミは、一つでもできてしまうと一気に老けた印象になってしまいます。目立つシミが気になって「どうにかしたい」と悩む方は多いです。しっかりケアしていたのにシミができてしまい、ショックを受けている方もいるのではないでしょうか。シミをケアする方法はさまざまなものがありますが、美容鍼もシミに効果が期待できる施術の一つです。

本記事では、シミに悩んでいる方に向けて、シミができる仕組みや原因、美容鍼に期待できる効果や副作用を解説します。シミ以外の肌の悩みにも効果が期待できる美容鍼で、シミの改善を目指しましょう。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. シミができる仕組み
  2. シミの原因
  3. シミに対して期待できる美容鍼の効果
  4. 美容鍼の副作用
  5. まとめ

シミができる仕組み

そもそもどうしてシミができてしまうかご存知でしょうか。

シミはなんらかの原因によって、肌に黒色メラニンが蓄積し、肌の一部が茶色く見えるものです。黒色メラニンは悪のように思われがちですが、実は外部刺激から肌を守る作用を持っています。

健康な肌の場合、黒色メラニンが過剰に生成されてもターンオーバーによって排出されます。しかし、ターンオーバーが乱れていると、うまく排出できず、シミとして残ってしまうのです。

シミの原因

シミができる仕組みは前述した通りですが、どのような原因によってシミができてしまうのでしょうか。代表的な3つの原因を紹介します。

紫外線

シミができる主な原因とされているのが紫外線です。

紫外線を浴びて肌がダメージを受けると、黒色メラニンを生成するメラノサイトが活性化して、たくさんの黒色メラニンが作り出されます。通常は時間の経過とともに黒色メラニンは体外に排出されますが、一気に紫外線を浴びると排出が間に合わなくなり、シミができてしまいます。

また、紫外線によるダメージを受けると、皮膚細胞が本来もつ肌を再生する力が弱まります。その結果、黒色メラニンをうまく排出できなくなるため、紫外線を浴びれば浴びるほど、シミができやすくなってしまうのです。

乾燥

関係ないように思えるかもしれませんが、乾燥もシミができやすくなる原因の一つです。

乾燥した肌は、バリア機能が正常に働かない状態になっています。外部刺激によるダメージを受けやすくなっており、刺激による炎症も起きやすいです。炎症が起きるとメラノサイトが肌を守ろうとして活性化されるので、炎症が起きた部分にシミができやすくなります。

また、肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れも引き起こします。ターンオーバーが乱れると、黒色メラニンをうまく排出できないため、シミができやすいです。シミができてしまっている部分は通常よりターンオーバーが遅れるので、できたシミはどんどん濃くなってしまいます。

女性ホルモンの乱れ

女性ホルモンの乱れは、顔の左右対称にできる「肝斑」という薄いシミを引き起こしてしまいます。

肝斑は、頬の高い位置辺りや額、口元などにできるうっすらとした左右対称のシミです。女性ホルモンが乱れると、メラノサイトの働きが活発になり、黒色メラニンの生成が促されます。女性ホルモンが乱れる原因は、妊娠・出産、更年期などが代表的です。また、過度のストレスによっても、ホルモンバランスの乱れが生じると言われています。

女性ホルモンの乱れによってできる肝斑は、一般的なシミより薄く、ぼんやりした印象なのが特徴ですが、紫外線を浴びると濃く大きくなってしまうこともあるようです。

シミに対して期待できる美容鍼の効果

一見関係ないように思える美容鍼がどうしてシミに期待できるのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

美容鍼とは、美容を目的とし、顔や体に鍼を刺して行う施術のことです。鍼を刺すことで、体が本来持っている自然治癒力を高め、血行を改善して新陳代謝を促します。

施術では、3層からなる肌の最も深い真皮層にアプローチし、細胞の生成を促して、ターンオーバーの正常化を目指します。ターンオーバーが正常化すれば、黒色メラニンの排出がスムーズに行われるようになるため、シミの改善に効果が期待できるのです。ダメージを受けた組織の修復も促すため、コラーゲンやセラミドなどの美肌・潤い成分の分泌も促され、ハリや潤いのある肌が目指せます。

また、美容鍼は、ホルモンバランスを整える効果も期待できる施術です。脳の近くにあるつぼを刺激することで、脳への血行が促され、ホルモンバランスを司る視床下部に多くの血液が送られるようになります。その結果、ホルモンバランスの乱れが改善する可能性があるのです。

美容鍼の副作用

シミだけでなく、さまざまな肌トラブルの改善効果が期待できる美容鍼には、副作用もあります。

最も多いのが、鍼を刺した部分に出る内出血です。内出血が出た場合、1週間から数週間程度で自然と治ります。

また、施術を受けた後、好転反応が起こるリスクもあります。好転反応とは、体が正常に戻ろうとする過程で起きる反応のことです。以下のような症状が出ることがあります。

  • かゆみ
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 発汗
  • ニキビ・吹き出物
  • 頻尿
  • 経血の増加

一時的な症状で、2〜3日程度で治るのが一般的です。好転反応は、初めて美容鍼を受ける方や、体が弱い方に現れやすいと言われています。

まとめ

本記事では、シミに悩んでいる方のために、シミができる仕組みや原因、美容鍼に期待できる効果や副作用を解説しました。新陳代謝を促して、ホルモンバランスを整える効果が期待できる美容鍼は、シミにもアプローチできる施術です。なかなか改善しないシミにお悩みの方は、美容鍼の施術を受けることも、検討してみてはいかがでしょうか。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com