美容鍼にダウンタイムはある? 気になる好転反応についても解説!
2023.12.5 美容 , 重要おすすめ記事 , 鍼治療美容鍼(美容鍼灸)は、昔ながらの鍼灸(はりきゅう)を美容分野に応用した施術です。顔のツボを鍼で刺激し、シミやシワ、たるみ、ほうれい線、肌荒れなどを改善します。
顔に鍼を打つと聞くと痛みや腫れなどの副作用が気になるかもしれませんが、実は美容鍼は外科的な施術と比べると、術後のダウンタイムがほとんどない施術です。
本記事では、美容鍼のダウンタイムや術後に現れる症状、瞑眩(めんげん)・好転反応について分かりやすく解説します。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
美容鍼はダウンタイムがほとんどない施術
ダウンタイムとは、美容整形などの施術を受けてから、痛みや腫れが回復するまでの期間を指す言葉です。数ある施術の中でも、美容鍼にはダウンタイムがほとんどありません。術後の痛みや腫れが少ないため、施術が終わった直後から日常生活を送れます。
美容鍼は顔に鍼を打つため、痛みがあるのではないかと不安に思う方もいます。しかし、美容鍼で使用する鍼の直径は、わずか0.10mm~0.20mm程度です。髪の毛の太さとほとんど変わらないため、皮膚に刺しても強い痛みは感じません。メイクをしたまま施術を受けることも可能ですが、皮膚を保護するためになるべく薄化粧の方が望ましいです。
ただし、美容鍼のダウンタイムには個人差があります。その日の体調によっては、鍼を刺したときに痛みを感じたり、部分的に皮膚が腫れたりする可能性もあるため、不安な場合は施術前に鍼灸師に相談してみてください。
美容鍼を受けた後に現れる可能性がある症状
美容鍼を受けた後に現れる可能性がある症状は2つあります。
- 内出血(皮下出血)
- 一時的な肌の赤み(フレア反応)
内出血(皮下出血)
美容鍼は痛みや腫れがほとんどない施術ですが、部分的に内出血(皮下出血)が生じる場合があります。鍼を抜いた後の青たんや青あざは、内出血を起こしている状態です。
顔の皮膚には、網の目のように毛細血管が張り巡らされています。顔に鍼を刺すと、まれに毛細血管が鍼に当たって破れ、皮膚の内側で出血を起こすことがあります。
もし内出血が起きても、ほとんどの場合は数日から2週間ほどで消失するため、安心してください。また、美容鍼の内出血は範囲が狭いため、メイクで目立たなくすることも可能です。
術後1週間以内に大事な予定がある場合は、施術前のカウンセリングでその旨を伝えると、鍼の刺激量を調節して内出血を起きにくくすることができます。
肌の赤み(フレア反応)
美容鍼を受けると、鍼を刺した場所の周りがほんのりと赤くなる場合があります。この症状をフレア反応と呼びます。
フレア反応は身体に害のある副作用ではありません。フレア反応は、鍼の刺激によって神経が反射を起こし、周辺の毛細血管が急速に広がることで発生します。術後しばらく時間を置けば、フレア反応も自然と消失します。万が一フレア反応が出ても、施術直後から洗顔したり、メイクをしたりして構いません。
美容鍼を受けた後の好転反応
美容鍼を受けると全身の血行が良くなるため、一時的に体調の変化を感じる場合があります。この体調の変化を東洋医学の言葉で「好転反応(瞑眩反応)」と呼びます。
美容鍼の好転反応は主に2つです。
- 身体がだるくなる
- 眠気が強くなる
身体がだるくなる
美容鍼を受けると、鍼の刺激に身体が反応し、術後に倦怠感や身体の重さを感じる場合があります。好転反応は副作用と違って、身体に害を及ぼすものではありません。
身体のだるさは長くても術後2~3日程度で快方に向かうため、つらいときは無理をせずに身体を休めてください。水分を取り、激しい運動はなるべく避けましょう。
眠気が強くなる
もう一つの好転反応は眠気です。全身の血行が改善された結果、術後に強い眠気が誘発される場合があります。ほとんどの方の場合、一晩ゆっくり休めば翌朝はすっきりとした気分になります。
好転反応は、新陳代謝が活発化し、身体の不調が改善に向かっているサインです。好転反応の大きさは鍼の刺激量によってある程度調節ができるため、不安な方は施術前のカウンセリングの際に相談してください。
美容鍼はダウンタイムが少なく、身体に優しい施術
美容鍼は外科的な施術に比べると術後のダウンタイムが少なく、身体に優しい施術です。 術後に現れる可能性があるのは、内出血や肌の赤みなどの症状です。体質によっては、身体のだるさや眠気などの好転反応が現れることもあります。こうした症状は一時的なものに過ぎないため、一晩ゆっくり休むと改善するケースがほとんどです。