美容鍼後のアフターケアはどのように行う?施術後の過ごし方を解説
2024.10.9 美容 , 重要おすすめ記事 , 鍼治療鍼を刺して肌の内側にアプローチすることで、ハリ・シワ・むくみ・くすみ・たるみ・肌荒れなどの改善が期待できる美容鍼(びようばり・びようしん)は、近年女性はもちろん男性からも人気が高い施術です。美容鍼を受けた後、どのようにアフターケアをすれば良いのでしょうか。
本記事では美容鍼で起こり得る好転反応や、好転反応が出たときの対処法、施術後の過ごし方を解説します。美容鍼の効果をしっかり感じるためには、アフターケアも大切です。本記事を参考にして適切なアフターケアを行い、肌のお悩みの改善を目指しましょう。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
美容鍼とは
美容鍼とは肌に鍼を刺し、肌の奥深くにあるツボを刺激する施術です。ツボを刺激することで顔の筋肉がほぐれて血行が促進されるため、ハリ・シワ・むくみ・くすみ・たるみ・肌荒れなどの改善が期待できます。
また美容鍼でアプローチするのは、表皮よりさらに深い部分にある真皮です。真皮には肌にハリや弾力を与えるコラーゲンやエラスチン、潤いを与えるヒアルロン酸などが存在しています。この真皮に鍼で刺激を与えると、体は真皮が破壊されたと誤解して新陳代謝を活発に行うようになるので、さらに肌のハリや潤いがアップする効果も期待できます。
美容鍼後の好転反応とは
人気の高い美容鍼ですが、施術を受けた後に好転反応が現れ、不安になってしまう方もいるかもしれません。
好転反応とは施術によって筋肉がほぐれ、血行が促進されるなど急激な変化が起こることで、一時的に現れる症状のことです。体にプラスの反応が起こっている証拠で、美容鍼だけでなくマッサージなどによっても起こります。
代表的な美容鍼の好転反応の症状を見ていきましょう。
だるさ
美容鍼で起こり得る好転反応の一つはだるさです。
美容鍼で血行や新陳代謝が促されると、これまで血管や表情筋に滞っていた老廃物の排出が促されます。その結果、一時的に疲労感のようなだるさを感じてしまうことがあるでしょう。
また鍼による刺激によって、副交感神経が優位になって体が弛緩してリラックスすることで、だるさを感じてしまうこともあります。
眠気
眠気も美容鍼で起こり得る好転反応の一つです。
前述した通り、鍼による刺激を受けると副交感神経が優位になります。体の緊張がほぐれてリラックスすることで、眠気を感じてしまう方も少なくありません。
めまい
美容鍼を受けると、好転反応としてめまいが起こる方もいます。
めまいが起こるのは、美容鍼の施術を受けることで体がリラックスし、一時的に血圧・心拍数が低下することが原因です。血圧や心拍数が低下すると、脳に届けられる血液量が減少するため、めまいを感じてしまうことがあります。
肌荒れ
美容鍼の好転反応の一つに肌荒れもあります。
肌の調子を改善するために施術を受けたのに肌荒れが起こってしまい、ショックを受けている方もいるかもしれません。肌荒れが起こるのは施術によって血行が促進されたことで、蓄積していた老廃物や毒素が一時的に肌の表面に浮き上がってくることが原因です。
施術前よりも肌荒れがひどくなったように感じるかもしれませんが、肌のターンオーバーが行われることで少しずつ改善していきます。
好転反応が出た際の対処方法
美容鍼の施術を受けた後の好転反応は、あくまで一時的なものです。
だるさや眠気、めまいが出た場合、後述する施術後の注意点を守り、無理をせず安静に過ごしましょう。ただし長期間好転反応が続く場合は、施術を行った鍼灸師もしくは医療機関に相談するようにしてください。
好転反応で肌荒れが起こった場合、強い刺激や摩擦を避けることも大切です。低刺激の化粧品を使って優しくスキンケアを行い、ターンオーバーを促しましょう。また紫外線対策も徹底するようにしてください。
施術後の過ごし方で注意するべきこと
美容鍼の施術後の過ごし方で注意したい4つのポイントを解説します。
適切な保湿を行う
施術後は適切な保湿を心掛けましょう。
施術後、肌が修復するのに7〜10日程度かかるといわれています。この期間は肌が美容成分をいつも以上に吸収するため、高保湿の基礎化粧品を使って、しっかりと保湿を行いましょう。施術後の肌は刺激を受けて敏感な状態なので、低刺激のものがおすすめです。
また体の内側からの水分補給も欠かせません。しっかり水分を取ることで、より老廃物や毒素が排出されやすくなり、肌のお悩みが解消されやすくなります。
施術後すぐの入浴は避ける
施術後すぐは入浴を避けるようにしてください。
施術後は血行が促進されている状態です。そのため、すぐに入浴するといつもよりものぼせやすくなり、かゆみを感じることもあります。当日の入浴は短時間で済ませるか、シャワーだけにするのがおすすめです。
飲酒や運動は控える
施術当日は飲酒や運動を控えましょう。
前述した通り、施術後は血行が促進されています。お酒を飲むといつも以上に酔いが回りやすいので、当日は避けた方が良いです。また施術後にお酒を飲み過ぎると筋組織が破壊されてしまい、美容鍼の効果を十分に感じられない可能性があります。
施術後の運動も筋組織が破壊される原因になるため、美容鍼の効果が落ちてしまう可能性が高いです。また血行が促進され過ぎてしまい、強い倦怠感を覚えたり貧血になったりする恐れもあります。
リラックス状態を保つ
施術後はリラックス状態を保つようにしましょう。
施術後は体内でさまざまな変化が起きているため、無理をすると好転反応の症状が悪化してしまう可能性が高いです。しっかり睡眠を取ると肌の再生が促されるので、いつも以上に質の良い睡眠を心掛けましょう。
まとめ
本記事では美容鍼で起こり得る好転反応や、好転反応が出たときの対処法、施術後の過ごし方を解説しました。美容鍼の効果をしっかりと感じるためには、施術後の過ごし方が重要です。ご紹介したポイントを参考に、できるだけ安静に過ごすようにしてください。基本的に好転反応は一時的なもので、過度に心配する必要はありませんが、万が一長引く場合は速やかに鍼灸師もしくは医療機関に相談しましょう。