美容鍼で内出血は起きる?起きた場合の対処法を紹介

2024.7.10 美容 , 重要おすすめ記事 , 鍼治療
鍼灸治療

美容鍼は、顔に鍼を使用することによって筋肉を引き上げたりコラーゲンを生成促進したりすることによって、美肌や小顔などの効果が期待できる施術です。しかし顔に鍼を刺す施術なので、施術後に内出血が起きることがあります。顔の内出血は目立ちやすいため、美容鍼を受けると内出血ができてしまうのではないかと心配になる方は多いでしょう。

そこで本記事では、美容鍼を受けた後に起こり得る内出血の原因や内出血が起きやすい人の特徴、対処法や予防方法を解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 美容鍼で内出血は起きる場合がある
  2. 内出血が発生しやすい人
  3. 内出血は基本的に治る
  4. 内出血への対処法
  5. 内出血が治るまでの期間
  6. 内出血を防ぐには
  7. まとめ

美容鍼で内出血は起きる場合がある

美肌効果や小顔効果が期待できる美容鍼ですが、副作用として内出血が起こる場合があります。内出血は大きくても1円玉程度のサイズですが、顔にできるので気になりやすいものです。

なぜ美容鍼で内出血が起こるのかというと、その原因は施術に使用する鍼にあります。美容鍼を含む鍼治療では、鍼を肌に刺すと微小な毛細血管が破れてしまうため、内出血が発生するのです。通常、鍼で毛細血管に傷がついたとしても大量の出血は起こりませんが、皮下組織に出血が残ることで、内出血となってしまいます。

どんなに腕の良い鍼灸師でも内出血を完全に避けることは難しく、しかも顔は毛細血管が多い部位なので、美容鍼を受けると内出血が起きることがあるのです。

内出血が発生しやすい人

美容鍼で起こる内出血の程度には、個人差があります。体調が悪いときの方が内出血を起こしやすい傾向があるなど、美容鍼を受けた日の体調の違いによっても、内出血の出方は異なります。ストレスや疲労、偏った食生活で胃腸の機能が低下している人も、内出血を起こしやすくなります。

体質の違いも、内出血の発生しやすさに影響する要素です。生まれつきあざができやすい方は、内出血を起こしやすくなります。先述の通り内出血は美容鍼で毛細血管が傷つき出血することで起こるため、出血性疾患を持つ方や、毛細血管にできた傷の修復機能が衰えた高齢者の方なども、内出血が出やすいでしょう。

またあざができやすい体質ではなく基礎疾患もない方でも、血液をサラサラにする抗凝固薬を服用している場合は、内出血を起こしやすいといわれます。

内出血は基本的に治る

美容鍼でできる内出血は、あくまでも一時的なものです。内出血が起こった直後は、出血が広がって色が濃くなるように見えます。しかしその後は血液が吸収され、徐々に色が緑や黄色に変わりながら薄くなっていき、基本的には時間の経過とともに治っていきます。

美容鍼で顔に内出血が起こったとしても、メイクで隠せる程度であることがほとんどです。施術後でもメイクが可能なので、たとえ顔に内出血ができたとしても、メイクで目立たなくすることが可能です。

内出血への対処法

美容鍼を受けた後に内出血が起きてしまった場合は、正しく対処することで内出血の症状を軽減し、治るまでの期間を早められます。

内出血が起こった直後は炎症が起きている状態なので、まずは内出血の炎症が続く1~2日程度は患部を冷やしましょう。炎症が治まった後は、患部を温めます。炎症が治まった後に患部を温めて血行を促進させることにより、内出血を起こした皮下組織の血液を速やかに吸収できます。濡らしたタオルを電子レンジで加熱したホットタオルを患部に当てると、顔全体を温めやすいのでおすすめです。

体調が万全ではないと、内出血の治りも遅くなります。そのため、しっかりと睡眠を取り、胃腸への負担が少ない食事を摂るよう心がけることも、早期の内出血解消につながります。

内出血が治るまでの期間

美容鍼で起こる内出血は体質や生活習慣、基礎疾患など個人差が大きいため、内出血が治るまでにかかる期間も人によって異なります。一般的には数日~2週間程度で内出血が目立たなくなりますが、早い人は3~4日程度で消えることもあれば、目立たなくなるまでに3~4週間と長くかかる人もいます。

もし数週間たっても内出血が消えない場合は、医師の診断を受けましょう。

内出血を防ぐには

顔の内出血は目立ちやすいため、できれば内出血を起こさずに美容鍼を受けたい、と考える方は多いのではないでしょうか。美容鍼を行う鍼灸サロンには、内出血を最小限に留めるために極細の鍼を使用したり、内出血が目立ちにくい頭皮や耳の周囲、フェイスラインなどへの鍼に対応したりするところがあります。大事なイベントなどを控えている方は、そのような対応が可能かどうか、施術を受ける前に確認しておきましょう。

また自分自身の体調を整えておくことも、内出血予防に効果的です。体調が良い状態で施術を受ける、施術前後はアルコールを控えるなど、自分自身での対策も内出血を防ぐために大事なポイントです。

まとめ

美容鍼を受けるとさまざまな効果が期待できますが、顔に内出血が起きる可能性があります。美容鍼を受ける前には、今回ご紹介した内出血のリスクや対処法、予防方法などを知っておくと、施術後の内出血を最小限に抑えつつ、かつ美容鍼の美肌や小顔効果が期待できるでしょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に47店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com