体を柔らかくする方法は?おすすめのストレッチを紹介
2025.1.15 歪み矯正 , 重要おすすめ記事体が硬いと、動きが悪くなるばかりか特定部位の痛みや不調の原因になることがあります。普段から適度に体を動かして柔らかくしておくと、体の調子が良くなり、健康にも良い影響が期待できるでしょう。
そこで本記事では、体を柔らかくするメリットや硬くなる理由、体を柔らかくするためのストレッチ方法をご紹介します。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
体を柔らかくするメリットは?
体を柔らかくするとさまざまな健康に良いメリットあります。具体的には、以下の3点です。
体の不調改善を目指せる
体には、関節や筋肉、骨など連動して動いている部分が多くあります。筋肉が硬くなると痛みなどの不調を起こす原因となり、そこをカバーするために他の部分にかかる負担が増し、新たな不調を引き起こす可能性があります。そこで体を柔らかくすれば、不調の予防や痛みの分散が可能です。
体を柔らかくしておくと筋肉が緩みやすくなるので、筋肉の緊張によって起こる腰痛や肩凝りも予防できます。また、体が柔らかいと筋肉などの可動域が広がるため、血液循環が促進されます。血の巡りが改善されると、老廃物の排出も促進されるので、体の痛みや冷え、むくみの改善にも期待できるでしょう。
けがを防止できる
体が柔らかくなると筋肉の柔軟性が増し、関節にかかる負担を分散しやすくなるため、けがの防止につながるでしょう。
捻挫や肉離れなどの偶発的なけがが防げる他、肩凝りなどの慢性的な体の痛みに対しても、予防効果が期待できます。
良い姿勢を目指せる
筋肉が硬くなると、筋肉や骨格のバランスが崩れて本来あるはずの位置からずれやすくなります。また、関節に負担がかかり筋肉が緊張してしまうこともあります。これらが、一般的に悪い姿勢といわれる猫背や反り腰の原因です。
体を柔らかくして筋肉の柔軟性を高めていれば、筋肉や骨格のバランスを整い、良い姿勢への改善も目指せます。
体が硬くなる理由
体の柔軟性は個人差が大きいものですが、そもそもなぜ、体が硬くなってしまうのでしょうか。
体が硬くなる理由としてまず挙げられるのが、運動不足です。運動量が少ないと関節が動いたり筋肉が伸縮したりする機会が減り、筋繊維が硬くなってしまいます。
また、普段の姿勢の悪さも体の硬さに影響します。特に、パソコンを使ったデスクワークをしている方は長時間同じ姿勢を続けることが多く、重い頭を支えるために首の後ろに負担がかかって猫背になりがちです。
人間の体は、無意識のうちにバランスを取ろうとしています。猫背のような姿勢を続けていると、体はバランスを取ろうとして偏った筋肉ばかりに負担がかかり、姿勢が悪くなってしまうのです。
さらに、交感神経が優位になるストレスも、筋肉を硬くする原因になります。裏を返せば、適度な運動をしながら正しい姿勢を意識し、ストレスをためない生活を送っていれば体の硬さを解消できるといえます。
体を柔らかくするおすすめのストレッチ方法
健康を維持するために体を柔らかくしたい場合は、ストレッチを実践してみましょう。自宅で気軽にできるストレッチを続けていけば、さまざまな体の不調の改善や予防効果が期待できます。
肩甲骨周りのストレッチ
背中側の肋骨上部に位置する肩甲骨につながっている筋肉が硬いと、肩凝りや首凝りの原因となります。肩甲骨周りをストレッチして柔らかくしておくと、肩凝り・首凝りの予防が可能です。
まず、正座またはあぐらの状態で座ります。片方の手の甲を腰に当て、もう片方の手を頭の上まで上げてから、上げた腕の方向へ頭を傾けた姿勢を30秒キープしましょう。反対側でも同様のストレッチを行います。
背中のストレッチ
背中にある広背筋をストレッチして柔らかくすることで、背中痛や肩凝りの予防が期待できる上、広背筋につながる足や骨盤の動きの改善にも期待できます。
背中のストレッチは、膝を付いて座った状態から体を前方へ倒し、どちらか片方の腕を伸ばして肘を床に付けます。もう片方の手を床に付いた肘のそばに置いてから、伸ばした腕を床に近づけて、その姿勢を30秒キープしましょう。同じ動作を反対側でも行います。
前もものストレッチ
前もものストレッチは、股関節にある腸腰筋を伸ばすことにより腰痛の改善・予防や便秘解消効果が期待できます。
床に膝立ちになり、片方の足を前方に出して両手を太ももの上に置きましょう。もう片方の膝を床に付けて伸ばし、胸を張って前方へ体重をかけながら30秒キープします。こちらも、反対側で同じ動作を行いましょう。
もも裏のストレッチ
腰痛解消や足の疲労回復には、もも裏にある筋肉「ハムストリングス」のストレッチを行うのが効果的です。
椅子やベッドなどを正面にして立ち、片方のかかとを縁に乗せます。もう片方の膝を曲げて、縁に乗せた方のもも裏を伸ばした状態で30秒キープし、反対側でも同様にストレッチをしましょう。
内もものストレッチ
内もものストレッチは、内転筋を柔らかくすることで足の血流促進を図り、冷えやむくみ予防効果につなげられます。
四つんばいになり、両膝を離して腰と両肘を落とします。お尻を後ろへ突き出し、内ももを伸ばした状態で30秒キープしましょう。
お尻のストレッチ
お尻にある大殿筋のストレッチは、腰痛や膝痛の改善や予防に効果的です。
四つんばいになった状態で右膝を右手の方へ近づけ、右かかとは左方向へ出します。額と両膝を床に付けて、体は前方に倒したままお尻を上げて伸ばし、左右に動きましょう。左側も、同じストレッチを行います。
まとめ
体が硬いままではバランスが崩れて痛みや不調が起き、それらをカバーするために別の箇所に負担がかかって悪循環に陥ってしまいます。簡単なストレッチで体の硬さを解消できれば、痛みや不調、動かしにくさも改善できるでしょう。今回ご紹介したストレッチを実践して、健康的な体作りをしてみてはいかがでしょうか。