スマホ指にならないために!原因から予防までを解説

2024.7.24 手・腕の痛み , 重要おすすめ記事 , 関節痛

スマホ指とは、スマートフォンの長時間使用によって手や指に痛みや違和感が生じる症状のことです。「手や指が痛むけど、スマホ指なのではないか?」「スマホ指の予防法を知りたい」と考えている方もいるかもしれません。

この記事では、スマホ指の原因や予防法、効果的なストレッチ方法、休憩の取り方などを詳しく解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. スマホ指とは
  2. どうしてスマホ指になる?
  3. スマートフォンはどのように持つと良い?
  4. スマホ指はストレッチと休憩で予防しよう!
  5. まとめ

スマホ指とは

スマホ指とは、スマートフォンの長時間の使用によって、手や指に痛みや違和感が生じる状態のことです。例えばスマートフォンを片手で持ちながら親指だけで操作し続けると、親指の筋肉や腱に過度な負担がかかります。また手首を曲げた状態での操作も、手首に痛みを生じさせる原因です。

なお腱を覆う腱鞘が炎症を起こし、親指の付け根や手首外側などが痛む場合は、腱鞘炎という疾患に該当します。

スマートフォンの持ち方や使用時間の見直しによって、スマホ指を予防できる可能性があります。またストレッチをしたり、休憩を取ったりすることも大切です。

どうしてスマホ指になる?

スマホ指の主な原因は、スマートフォンの長時間使用と、誤った持ち方です。これらが手や指に過度な負担をかけ、痛みや炎症を引き起こします。

原因1. 長時間のスマートフォンの使用

長時間スマートフォンを使用することは、スマホ指の大きな原因の一つです。スマートフォンを長時間にわたり使用すると、指や手首にかかる負担が増加します。特に、片手でスマートフォンを持ち、親指だけで画面を操作する動作を繰り返すと、親指の筋肉や腱を酷使してしまいます。

これにより親指の付け根や関節に、痛みが生じる方も多いのではないでしょうか。また長時間同じ姿勢でスマートフォンを見続けることも、手首や前腕の筋肉に負担をかけ、腱鞘炎を引き起こす原因です。

原因2. 手に負担がかかる持ち方

スマホ指は、スマートフォンの持ち方によって引き起こされることもあります。例えば、スマートフォンを片手で持って親指だけで操作し続けていると、親指の筋肉や腱に過度な負担がかかり、やがて痛みが出てくるかもしれません。

また長時間、スマートフォンを手に持ったまま操作すると、手首が不自然な角度で曲がり、手首の筋肉や腱に負担がかかります。そのため手や指に無理な力が入り、痛みや炎症を引き起こしやすいです。

さらにスマートフォンを操作する際に手を固定して動かさないと、特定の筋肉や腱に負荷が集中し、スマホ指のリスクが高まります。

スマートフォンはどのように持つと良い?

スマホ指を予防するためには、スマートフォンの適切な持ち方が重要です。適切な持ち方を習得することで、手や指にかかる負担を軽減し、痛みや炎症の発生を防げます。

1. 自然な角度で持つ

スマートフォンは、できるだけ自然な角度で持つことをおすすめします。具体的には、自分の目線までスマートフォンを持ち上げて使うことで、首や背中の負担を軽減できます。手首は無理な角度で曲がらないようにし、肘を軽く曲げると良いでしょう。これによって、首だけでなく肩への負担も減り、手首や指への過度なストレスを避けられます。

またスマートフォンを支える手を頻繁に変えることも大切です。片手だけで長時間スマートフォンを持ち続けるのではなく、時々両手を使って支えることで、特定の指や手首にかかる負担を分散できます。

2. 手首を固定しない

スマートフォンを持つときは、手首の使い方を意識しましょう。大切なのは、手首を固定したまま操作するのではなく、リラックスして自然に動かすことです。

またスマートフォンの操作中は、指先だけでなく手全体を使うことも心掛けましょう。特に親指だけで操作するのではなく、他の指も活用して画面をタッチすることで、親指にかかる負担を減らせます。

加えて、手首を支えるサポートグッズを活用するのもおすすめです。例えば、スマホリングやグリップを利用することで、スマートフォンを安定して持ちやすく、手首や指にかかる負担を軽減できます。

スマホ指はストレッチと休憩で予防しよう!

ここでは、スマホ指の予防に効果的なストレッチの方法と、適切な休憩の取り方を紹介します。

定期的なストレッチ

定期的なストレッチは、スマホ指の予防に効果的です。具体的なストレッチの方法としては、手の平を反らせるストレッチや指のストレッチ、グー・パーストレッチなどがあります。それぞれ、具体的なやり方を紹介します。

手首のストレッチ

手首を伸ばすストレッチでは、腕を体の前に伸ばし、手の平を上に向けた状態で行います。まずは、反対の手で指先を自分の体の方へゆっくりと押し、手首を反らします。この状態を5〜10秒くらい保ちましょう。次に反対側に手首を曲げて、同じように5〜10秒程度その形を保ちます。ここまでの手順を1セットとして、1回につき左右で3〜5セット程度行うのがおすすめです。

指のストレッチ

指のストレッチも、腕を体の前に伸ばし、手の平も前に向けた状態で行います。左右どちらかの指を1本ずつ、反対の手で軽く引っ張ってゆっくり反らしましょう。指の関節を軟らかくするように意識しながら、指1本につき10秒程度キープしてください。ここまでの手順を1セットとして、1回につき2〜3セット程度行うと良いでしょう。

グー・パーストレッチ

両手でグーとパーを繰り返す、グー・パーストレッチも効果的です。まずは両手を体の前に伸ばし、グーを作って2〜3秒程度保ち、その後指を大きく広げてパーを作って3秒程度保ちます。ここまでの手順を1セットとして、10回程度繰り返すのがおすすめです。

休憩の取り方

長時間スマートフォンを使用し続けると、スマホ指が悪化する恐れがあります。そのため、例えば1〜2時間連続でスマートフォンを使用したら、10分程度の休憩を取ることを心掛けましょう。この間に、手首や指をストレッチすることで、疲労を軽減できます。また休憩時には、手首や指の付け根を軽くマッサージすると良いでしょう。

【まとめ】

スマホ指の予防法を理解して健康的にスマートフォンを使おう

スマホ指は、スマートフォンの長時間の使用や間違った持ち方が原因で引き起こされる症状です。スマホ指を予防するためには、適切なスマートフォンの持ち方を心掛け、定期的なストレッチや適切な休憩を取ることが大切です。

小林接骨院では、体の痛みの改善を目指す施術を行っています。治療院は関西エリアを中心に、関東・東海にも展開しています。スマホ指をはじめとした体の痛みに悩む方は、ぜひご相談ください。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に47店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com