自分に合った整骨院の選び方を解説!
2023.10.17 四十肩・五十肩 , 歪み矯正 , 肩こり , 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事 , 関節痛 , 頭痛日常生活やスポーツ、交通事故などでケガをしたときに通う整骨院。ただ、そもそも整骨院がどのようなところなのか、よく分からない方もいるかもしれません。整体院との区別が付かない方もいるでしょう。
本記事では自分に合った整骨院選びに必要な知識を紹介します。どのような基準で選ぶべきか、よく分からない方は参考にしてみてください。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
整骨院とは?
骨折や脱臼、捻挫、打撲などのケガに対して施術を行うのが整骨院です。接骨院・ほねつぎとも呼ばれます。法令に記載されているのは「接骨」あるいは「ほねつぎ」のみで「整骨」の名称はありません(※)。ただし、整骨院の名称も一般的なため、本記事では整骨院で統一します。
似たようなものに整体院やカイロプラクティックがありますが、整体院やカイロプラクティックと整骨院には明確な違いがあります。
整体院やカイロプラクティックは国家資格がなくても開業できますが、整骨院の開業には国家資格の「柔道整復師」の所持が必須です(※)。
柔道整復師の資格を取得するには、厚生労働省・文部科学省が認可する学校・養成施設で必要な単位数(99単位・2,750時間以上)を履修し、国家試験に合格する必要があります。
柔道整復師は医学的知識をもって、外傷からくる痛みに対して施術を行っており、主に次のようなケガに対応します。
- 骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷
- 首の痛み・ムチウチ・寝違え
- 肩の凝りや痛み
- 背中や腰の痛み・ヘルニア・ぎっくり腰
- 肘・膝・股関節などの関節症
- 外反母趾・扁平足
- 肉離れ・靭帯負傷
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの急性外傷の負傷は健康保険の適用対象です。ただし骨折・脱臼については医師の診察に基づく同意が必要です(応急処置は除く)。
整骨院では整形外科のようにレントゲン撮影や投薬、手術などは行いません。ただし必要な場合は、協力医療機関に紹介し、診察やレントゲン検査を受けられます。
※参考:厚生労働省. 「施術所の名称等について」.
https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/001056856.pdf, (入手日付2023-08-07)
※参考:公益社団法人日本柔道整復師会. 「柔道整復師・整骨院・接骨院について」.
https://www.shadan-nissei.or.jp/kakarikata/how-to-use/judoseifukushi/, (入手日付2023-08-07)
自分に合った整骨院の選び方
整骨院は自分に合ったところを選びましょう。選ぶポイントは、以下の6つです。
- 施術の目的に合わせて選ぶ
- 院長の実績や資格が十分な整骨院を選ぶ
- 施術者が固定されている整骨院を選ぶ
- カウンセリングに力を入れている整骨院を選ぶ
- Webサイトの情報が充実している整骨院を選ぶ
- 通いやすい場所にある整骨院を選ぶ
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
施術の目的に合わせて選ぶ
大切なのが「なぜ施術してほしいのか」、目的を明確にしておくことです。
今ある痛みや症状を改善したいのか、一時的ではなく痛みの再発しないような体を目指すのか、美容健康メニューを受けたいのか、リラクゼーション効果を得たいのかによって選ぶ整骨院も変わってきます。
一口に整骨院といっても整体治療が得意なところ、マッサージがメインのところ、鍼灸治療が得意なところなどさまざまです。治療にしても骨盤矯正が得意なところ、肩こり改善が得意なところ、美容カイロが得意なところなどがあります。
ホームページなどをチェックして、どのような施術をしているかを確認した上で目的に合った整骨院を選ぶようにしてください。
院長の実績や資格が十分な整骨院を選ぶ
院長の実績や資格が十分かどうかも選び方のポイントです。院長の実績や資格が十分でないと、スタッフに対する教育面で影響があるかもしれません。
ホームページなどで、院長の経歴や資格、実績を確認しましょう。柔道整復師の資格はもちろん、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、アスレティックトレーナーなどの資格を持っている院長の方が安心できます。
中にはスタッフが主に施術を担当して、院長が施術していない整骨院もあります。やはり院長自ら施術している方が安心感もあり、施術している院長を見てスタッフは技術を磨く面もあるのでレベルに差が出てくるでしょう。
施術者が固定されている整骨院を選ぶ
できれば毎回同じ施術者が担当してくれるところを選びましょう。頻繁に変わる担当者では、あなたの症状を把握できません。症状の些細な変化にも気付けないでしょう。利用者にとっても担当者が変わる都度、一から症状を説明するのも面倒です。
毎回、同じ施術者が担当すると変化をつかみやすく、それまでの症状を踏まえて適切な施術がなされます。1〜2人の固定した施術者が担当してくれるところを選んだ方が安心です。
カウンセリングに力を入れている整骨院を選ぶ
施術前には丁寧なカウンセリングや問診が欠かせません。どのような症状があるのか、施術前にしっかりとカウンセリングしてくれるところを選びましょう。
カウンセリングだけでなく、今の状態や症状に対する施術内容、改善の道筋も丁寧に説明してくれる整骨院がベターです。
十分なカウンセリングや問診しないまま施術すると、適切な対応ができない可能性もあります。ホームページに「詳しくカウンセリングをする」旨を明記しているところが安心です。
Webサイトの情報が充実している整骨院を選ぶ
選ぶ際にはホームページをチェックしてください。無料ブログなどをホームページにしている整骨院もありますが、きちんとしたWebサイトを用意している方が安心です。
ホームページに院長の経歴や施術方針は掲載されているでしょうか。また施術スタッフの顔写真やプロフィールが掲載されていると安心です。施術内容や料金についてもおおよそ記載されている方がよいでしょう。
通いやすい場所にある整骨院を選ぶ
自宅や職場から通院しやすい場所にあることも大切です。1度の施術だけで明確に改善できるケースはあまりありません。施術直後は調子がよいと感じても、数日経つと元に戻ることも多く、定期的に通うことが必要です。通院が長期に及ぶこともあるため、通いやすさを考慮するのも大切です。
まとめ
国家資格の保有者に施術を受けるなら、整体院ではなく整骨院(接骨院)を選ぶ必要があります。また自分にあった整骨院で施術を受けるには、目的に合ったところを選ぶようにしてください。
どこに行けばよいか迷ったら、院長の実績や資格が十分か・施術者が固定されているか・カウンセリングに力を入れているか・Webサイトの情報が充実しているか・通いやすい場所にあるかなどを基準に検討してみましょう。