分裂膝蓋骨とは
2022.7.13 スポーツ障害 , 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事 , 関節痛皆さまは分裂膝蓋骨という症状をご存知でしょうか。このページに来られたということは現在悩まれている方が多いのではないでしょうか。今回はそんな分裂膝蓋骨がどのような症状で、どうやって治すのかを解説したいと思います。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
分裂膝蓋骨とは
先天的に膝蓋骨(膝のお皿)が二つ以上に分裂している(割れている)ものを言います。分裂している個所の大半は膝蓋骨の上外側部が分裂しているケースが多いです。本来この症状は分裂している膝蓋骨があったとしても無症状(痛みを感じることなく)に経過することが多いです。
しかし、スポーツ活動や打撲などをキッカケとして痛みを伴う有痛性分裂膝蓋骨となることがあります。クラブ活動などでスポーツをしている男子に多く、12〜16歳頃に痛みが発現することが多いですが、ときに成人の方でも見られることがあります。
分裂膝蓋骨の症状
分裂膝蓋骨の主な症状として、まず運動中あるいは運動後に膝関節痛を訴えたり、膝蓋骨の上外側が膨隆(盛り上がり)し、押すと痛みを認めます。しかし、安静にしていると痛みがないため、分裂膝蓋骨と気づかないまま生活している方も多いです。
膝蓋骨が分裂する原因
では何故、膝蓋骨が分裂するのでしょうか。
最も多いケースが生まれながら膝蓋骨が分裂していたというものです。また、成長期に激しい運動(特にジャンプ動作やダッシュ動作)を行ったことが原因で、膝蓋骨が分裂したというケースもあります。
成長期の柔らかい膝蓋骨に繰り返し負荷がかかると、疲労骨折のように分裂することがあると言われています。しかし、膝蓋骨が分裂する原因は、未だによくわかっていません
。
自分での対処方法
痛みが発症している方のオススメのセルフケアは、太ももの前面の筋肉である大腿四頭筋のストレッチです。
ポイントは筋肉を無理に伸ばさないことです。気持ちいいトコロや痛くなる手前で止めて、反動をつけずにゆっくり20〜30秒伸ばします。これを一日のうち数回行ってください。
運動後に痛んだり受傷直後の場合は患部をしっかりアイシングしましょう。また、お風呂で患部を温めることも大切です。
また運動をしていて痛みが出る場合は運動を中止したり負荷の量を調整してください。若い頃に無理をしすぎると大人になった後も痛みが続いたり、治りにくくなるので気を付けてください。
どうしたら治るのか
小林整骨院での施術方法
まず大前提として整骨院では分裂した膝蓋骨を再びくっつけることはできません。しかし過度の負荷がかかり発現した筋肉の痛みは取ることができます。
小林整骨院では負担のかかっている筋肉に対して筋肉矯正を行い、硬くなっている筋肉を緩めて血流の改善や膝蓋骨へかかるストレスを軽減させることができます。
次に硬くなった筋肉が骨格に対して過剰に引っ張るストレスにより生じた、骨格の歪みを骨格矯正(スポーツ活法)を用いて正常な状態(正しい位置)へと戻します。骨格が正常の状態に戻ることで血流の改善し、自律神経が正常に働くようになります。すると体の自然治癒力が高まり、症状改善が早まります。
またEMS(電気を使った筋トレ)を使って筋肉や関節への負担をかけずに筋肉を鍛えて関節の安定を高めるアプローチもあります。関節の安定が高まると治療中や治療後の関節へかかる負担が減り症状改善後も痛みの再発予防にもなります。
まとめ
今回は膝の分裂膝蓋骨について紹介いたしました。
膝の痛みは分裂膝蓋骨に限らず放ってくと痛む場所をかばって生活してしまい、他の部位への痛みや骨格の歪みへと繋がっていくので早めに治療を受けられることをオススメします。
膝の症状でお困りだったり不安なことがありましたら、気軽にお近くの小林整骨院でご相談ください。患者さまお一人お一人に添った最適なご提案をさせていただきます。