土踏まずが痛い?足の裏が痛い時の対処法と原因を解説
2021.2.3 スポーツ障害 , 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事足底筋膜炎(そくていきんまくえん)とは?
足の裏である足底には、足底筋という筋肉があり、足底腱膜園は、この足底筋に負荷がかかり、炎症や小さな断裂を繰り返すことによって起こるものです。
足底筋は、かかとの骨から足指のつけ根に向かい扇状に膜のように広がっています。足底筋は、足裏のアーチを保持しながら体重を支えます。また歩く、走るなど足裏を使う時に、地面からの衝撃を吸収する働きをしています。
足の裏という小さな面積に全体重がかかり、身体を支えます。そのため、足底筋の働きが悪くなると、足底が地面に着地する際の衝撃吸収や、バランスが崩れ、歩きにくい、走りにくいといった違和感を覚えます。
足底筋膜炎を放置していると、徐々に悪化し、歩行困難になることもあるため、注意が必要です。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)の症状
足底筋膜炎の初期症状は以下の3つが代表として考えられています。これらの症状に気を止めずに軽くみて放っておくと、徐々に悪化してしまいます。
土踏まずが痛い
足底筋膜炎の代表的な症状が、土踏まずの痛みです。かかとから土踏まずにかけて痛みがある際には、足底筋膜炎の疑いがあります。
歩きはじめに痛い
起きて一歩目に強い痛みがあるのが足底筋膜炎の特徴です。起床時に強い痛みを感じやすいのも特徴の一つです。寝ている時には足裏を使うことがないため、症状は出ません。
立ち上がるときに足裏が痛む
立ち上がる時には、全身の体重が一気に足裏にかかります。そのため、足底筋膜炎になっていると、足裏が痛むのです。
土踏まずが痛い!足底筋膜炎の原因やなりやすい人
歩き始めなど、動作の最初に土踏まずに痛みを感じる足底筋膜炎は、足底腱鞘炎とも呼ばれています。かかとの痛みの原因としては最も頻度が高いとされています。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)の原因
足底筋膜炎は足底筋が炎症を起こした状態です。原因は以下のものが代表的です。
スポーツや立ち仕事で足底筋に負荷がかかり続けている
スポーツや、長時間の立ち仕事は足底筋が常に緊張している状態です。繰り返し使われていると疲労がたまり、足底筋膜炎の原因となります。
サイズが合っていない靴
靴は足の裏にかかる衝撃や負荷を吸収する働きも担っています。しかし、サイズが合っていない靴や、紐が緩く常に靴の中で足が踊っているなどの状態は、足にかかる負担が大きくなり、足底筋膜炎に繋がってしまうのです。
加齢などによる筋力の低下
筋力が弱くなると体を支える土踏まずに負担がかかります。土踏まずは体にかかる衝撃を吸収するバネの役割をしています。しかし、足裏や足指の筋力が低下すると足底筋に負担がかかり足底筋膜炎を誘発してしまうのです。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)になりやすい人
足底筋膜炎は以下のような人がなりやすいといわれています。足底筋膜炎を未然に防ぐためにはリスクをできるだけ減らすようにしましょう。
- 長時間の立ち仕事をしている人
- 陸上競技、剣道、サッカー、バレーボールなどランニングやジャンプなど踏み込み動作が多いスポーツをしている人
- ふくらはぎなど足の筋力が低下している人
- アキレス腱の柔軟性が低下している人
- 偏平足の人
- 土踏まずが高すぎる人
- 体重が増加した人、肥満気味の人
- クッション性が低い靴を履いている人
足底筋膜炎により生じる問題
足底筋膜炎になると、歩くたびに痛みがあるため、歩行問題が起こります。歩行時に痛みを感じると、歩行バランスが崩れ、腰痛や膝痛など、二次的な症状に繋がることも考えられます。
歩けない期間が長くなればなるほど、全身の筋肉量が落ちてしまい筋力低下、体重増加になる危険性もあります。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)の対処法
自分でもできる足底筋膜炎の対処法をご紹介します。以下のような対処法は予防にもつながるので、生活に取り入れてみましょう。
1.スポーツの練習量をコントロールする
過度な運動量によって足底筋膜炎になってしまった場合には、練習量を調整する必要があります。練習メニューを量よりも質に切り替えるなど工夫しましょう。また、足底筋膜炎の痛みがある場合は、無理せず痛みが治まるまで安静にしましょう。
2.足裏のストレッチ
足の筋力や柔軟性が低下すると、足底筋に強い力がかかりやすくなり炎症を誘引してしまいます。足底のストレッチやトレーニングを行い、筋力と柔軟性をアップさせましょう。
足底筋に負担をかけすぎないよう、足底筋をリラックスさせながら行いましょう。
- 床に座り、ストレッチをするほうの足の膝を曲げ、かかとは床につけます。
- 両手で足指を裏から包む混むように持ち、すね側に倒します。足裏が伸びている感覚を確認しながら行います。
3.足裏のトレーニングをする
足底筋膜炎は、腱の柔軟性の低下も原因の1つですが、筋力の低下によっても引き起こされる可能性があります。そこで、足裏の筋力を強化するトレーニングを行いましょう。
フェイスタオルなど小さめのタオルを用意し、床に敷きます。その上に足を置き、足指でタオルをつかむようにして、手繰り寄せます。できるだけ足指を大きく動かすよう意識してください。
4.マッサージ
ストレッチとトレーニングと合わせて、マッサージすることで足底筋膜炎の予防と対策に高い効果が期待できます。ゴルフボール1つで、簡単にできます。
座りながら、ゴルフボールを足裏でコロコロ転がすだけでマッサージは完了です。足裏の腱が刺激され、柔軟性を高められます。
5.クッション性のある靴を選ぶ
かかとが薄い靴は、着地時に衝撃が足にダイレクトに伝わり、足を守る役割が期待ができません。足を守るためには、衝撃の吸収をするクッション性に優れた靴を選びましょう。偏平足や土踏まずが高い方はインソールなどで工夫しましょう。
6.整骨院に相談する
整骨院は、筋と骨の知識を豊富に持つ柔道整復師が運営しています。多くの整骨院では、足底筋膜炎の原因を突き止めた上で、適切な治療を行っていきます。セルフマッサージや、ストレッチを行っても改善の兆しが見られない・・・とお悩みの方は整骨院に相談してみましょう。
多くの整骨院では予約優先制をとっています。病院も予約をして通院することがほとんどですが、予約を入れていても待ち時間が1時間ということもざらにあります。整骨院は待ち時間はかなり少ないです。
整骨院は、視診、触診、運動習慣、生活習慣などをしっかりと診ていき、その後一人一人に合った施術を行うところがほとんどです。また、施術だけではなくリハビリにも時間をかけ、症状や治療の進み具合をみて、リハビリメニューまで提案してくれます。
また、整骨院は平日19時くらいまで営業していることや、土日営業をしているところもあるので、仕事帰りに施術を受けたい方も安心して通院できます。都合に合わせて通院頻度も相談できるので、早期回復が望めます。
数ある整骨院の中でも、足底筋膜炎など筋肉と骨格のエキスパート集団が所属するのが小林整骨院です。大阪に本院を置き、関西地区を中心に全国に展開中の整骨院グループで、多くのスポーツトレーナーも輩出しており、足底筋膜炎の施術も高い評価を得ています。
施術前に、必ず状態を詳しく問診し、一人一人に合った施術プランを提案しています。足底筋膜炎の原因を突き止め、根本的な治療によって早期回復、再発予防に努めています。
トレーニング設備も用意されているので、足底筋膜炎のリハビリにも利用できます。リハビリメニューも個々に応じたメニューを提案しており、日常生活でのアドバイスも受けられます。
足底筋膜炎は骨盤や姿勢が影響している場合があります。小林整骨院が生み出した小林式背骨骨盤矯正法は30年前に開発された独自の施術法です。背骨や骨盤の歪みを正し、本来、人が持つ自然治癒力を最大限まで回復させるプログラムで足底筋膜炎にもしっかりとアプローチします。
足底筋膜炎がなかなか良くならない、痛みが増している、再発してしまった…という方はぜひ小林整骨院にご相談ください。小林整骨院グループでは足裏だけでなく体全体の状態をチェックし、個々に合った最適な治療法を提案しています。
まとめ
足底筋膜炎は、ある日突然、足の裏の痛みや違和感を生じます。痛みがある時には、安静にすることが大切です。運動を控え、ストレッチやマッサージをしましょう。
何度も再発する、痛みがなかなか改善しないなどの場合には、自己診断は危険です。病院に受診し、骨折などの心配がなければ、整骨院でマッサージや施術を受けるだけでもとても楽になります。
整骨院ならば症状の度合いに沿った治療法を提案してくれます。通院先に迷ったら、小林整骨院に気軽にお問い合わせください。