寝過ぎて腰が痛いときの対処法は?ストレッチや痛みにくい寝方などを解説

2024.11.20 腰痛・ぎっくり腰 , 重要おすすめ記事

寝過ぎて腰が痛くなった経験はありませんか。長時間同じ姿勢で寝ると、筋肉や関節に負担がかかり、起床時に腰の痛みを感じます。日常生活に支障を来す可能性があり、適切な対処をしないと慢性化する恐れもあるので注意が必要です。

本記事では、寝過ぎによる腰痛の原因と対処法を詳しく解説していきます。記事を参考に、快適な睡眠と健康的な腰の状態を維持しましょう。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 寝過ぎると腰が痛くなる原因
  2. 寝過ぎによる腰痛の改善方法
  3. 寝過ぎによる腰痛を防ぐ方法
  4. まとめ

寝過ぎると腰が痛くなる原因

腰痛は多くの人が経験する一般的な症状ですが、原因の一つに血行不良にあります。長時間同じ姿勢でいると筋肉が硬くなり、血流が悪くなって腰痛につながります。特に睡眠中や起床時に感じる腰痛には、以下の3つの要因が考えられます。

寝返りができていない

睡眠中に寝返りができていないと、特定の筋肉や関節に過度な負担がかかり、腰痛の原因となります。

寝返りは平均20~30回が一般的です。寝返りをうつことで、血液やリンパの流れを促し血流が改善します。そのため寝返りの回数が減ると、腰部の筋肉や関節が硬くなり、起床時に痛みを感じる原因となります。

一方、寝返りが多過ぎる場合も問題です。頻繁な体の動きは深い睡眠を妨げ、筋肉の十分な休息を阻害します。また、不適切な寝返りの仕方は腰に急激な負担をかけ、痛みを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

枕や布団が合っていない

体に合っていない寝具を使用すると、睡眠中に体が適切にサポートされず、腰痛を引き起こす可能性が高くなります。特に布団が柔らか過ぎると、体が沈み込み過ぎて腰への負担が大きくなります。逆に、布団が硬過ぎると体の自然なカーブに沿わず、腰や背中に余計な負担がかかるため、布団は体を均等に支える適度な硬さのものを選ぶと良いでしょう。

腰痛の原因としては、枕も重要な要素です。首と頭が適切にサポートされない枕を使用すると、頸椎のバランスが崩れ、腰にまで影響を及ぼす可能性があります。

適切な寝具の選択は、良質な睡眠と腰痛予防に重要です。体型や寝る姿勢に合った適切な高さと硬さの寝具を選びましょう。

腰の筋肉が必要以上に緩んでいる

腰の筋肉が過度に緩むことも腰痛の原因の一つです。睡眠中は、回復するために筋肉も緩みます。長時間の睡眠により、筋肉がいつも以上に緩み過ぎて腰痛を引き起こします。そのため、適度な睡眠を取ることが重要です。

寝過ぎによる腰痛の改善方法

長時間同じ姿勢で寝ると筋肉や関節に負担がかかり、起床時に腰の痛みを感じることがあります。しかし適切な改善方法を知っていれば、快適な朝を迎えられます。寝過ぎによる腰痛の改善方法を詳しく見ていきましょう。

お湯に浸かる

温かいお湯は筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。38〜40度程度のぬるま湯に15〜20分程浸かると、腰の痛みが和らぎます。

あまりに熱過ぎるお湯は逆効果になる可能性があるので避けてください。また長時間の入浴は体力を消耗させてしまうので、適度な時間で切り上げることが大切です。

軽く運動をする

寝過ぎによる腰痛は、筋肉の硬直や血行不良が原因となっていることが多いため、適度な運動で体を動かすことが効果的です。軽いウオーキングをすれば、体全体の血行が良くなり、腰の痛みが和らぎます。ただし激しい運動は逆効果になる可能性があるので、軽めの運動から始めることが重要です。

ストレッチする

ストレッチを行うと腰の筋肉の柔軟性が向上し、血流が良くなるため、腰痛の予防や緩和に効果があります。腰痛の改善には以下のストレッチがおすすめです。

  1. 膝抱え込みストレッチ:あおむけに寝て、両膝を胸に向かって抱え込む。その姿勢を20秒間保持し、ゆっくりと元の位置に戻す。これを2~3セット繰り返す。
  2. 猫背・反り腰ストレッチ:四つんばいになり、背中を丸めてから反らす動きを交互に行う。各姿勢を15秒間保持し、5回程度繰り返す。

寝過ぎによる腰痛を防ぐ方法

腰痛を予防するには、寝る姿勢を意識することが重要です。寝る姿勢が適切だと、脊椎のバランスを保つことができ筋肉や関節への負担が軽減します。

あおむけで寝る場合は、背骨が緩やかなS字カーブを描くと腰への負担が軽くなります。従って、あおむけになることによって体にかかる圧力が分散され、血液が循環しやすいです。膝の下に小さな枕やクッションを置き、軽く膝を曲げると腰の自然なカーブを維持できます。

横向きで寝る場合は、頭から背骨が一直線になる姿勢をとると、腰への負担が軽減します。膝の間に薄い枕やクッションを挟むと、手足のねじれを防ぎ、背骨を正常の位置に保ちやすいです。

うつぶせ寝は一般的に腰に負担がかかりやすいため、できるだけ避けてください。

まとめ

ストレスマネジメント

寝過ぎによる腰痛は、適切な対処法を知っていれば緩和や予防が可能です。ストレッチや正しい寝方、日常的なケアを組み合わせることで、快適な睡眠と健康的な腰を維持できます。しかし、痛みが長期間続く場合や急激に悪化する場合は、医療専門家への相談をおすすめします。自身の体調に合わせて、最適な対処法を見つけてください。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com