辛い首こりの原因を徹底解説
2022.6.10 歪み矯正 , 神経痛 , 重要おすすめ記事 , 首周りの痛み近年では在宅ワークが増え、自分の体に合わない机や椅子で仕事をしていることも多いと思います。その影響もあってか、最近は「首こり」のお悩みの方が増えているように感じます。最初はこり感や重だるさから始まり、放置しておくと日常生活に支障をきたすまで悪化する場合もあります。
今回はそんな「首こり」について解説していきます。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
そもそも首こりとは?
首周りの筋肉に負担がかかり続けることによって筋肉が固くなり、首の重だるさや張り感を感じることを言います。
メカニズムとしては、神経への刺激、筋肉の疲労、自律神経失調症などによって首周りの血管が収縮し、筋肉の血行不良が生じて首こりを引き起こすと考えられています。
主な症状としては、最初は首の筋肉の重だるさや張り感を感じます。そのまま放置しておくと悪化していき、鈍痛や頭痛・吐き気といった症状が現れます。
症状は次のような循環をします
- 首周りの筋肉が緊張する
- 首周りの血行不良が起こる
- 痛み物質が蓄積する
- 筋肉が凝って痛くなる
- ①に戻る
このような悪循環をするため、なるべく早めに対処をすることが大切です。
次に、主な原因です。
原因には、明らかな基礎疾患の無い一次性と、何らかの原因疾患のある二次性とがあります。
一次性の首こりとして挙げられる主なものは
- 長時間の不良姿勢
- 過労
- 精神的ストレス
- 骨の歪み
二次性の首こりの原因として挙げられる主なものは
- 頚椎症
- 胸郭出口症候群
- 高血圧症
- 眼精疲労
- 自律神経失調症
- 更年期障害
- 内臓疾患
などが挙げられます。
首こりの原因
現在首こりがある方は、いくつか思い当たるのでは無いのでしょうか?
以下で詳しく見てみましょう。
長時間の不良姿勢
デスクワークで首を前に乗り出すような姿勢や、現場仕事で常に天井を見上げるような姿勢などを長時間行うと、首周りの筋肉の緊張が続き、首こりの原因となります。
在宅ワークで、会社とは違い自分の体に合わない机や椅子を使っていたり、下を向いて長時間スマートフォンを使用するのも、この長時間の不良姿勢に入ります。そのため首こりの原因となります。
過労
人間の成人の頭の重さは4kg〜6kg程あり、首が15度傾くだけで、首への負担が2倍になると言われています。そんな頭を首周りの筋肉は常に支えています。
過労によって肉体的疲労が蓄積されると、常に頑張っている首周りの筋肉にも疲労が蓄積されます。その結果、血行不良が起こり、首こりになります。
精神的ストレス
精神的ストレスを抱えている状態では自律神経が乱れてしまいます。特に交感神経が興奮しやすく、血管が収縮し、血行不良によって首こりが引き起こされます。
骨の歪み
人間の首は7個の骨が積み木のように積み上がって出来ています。
それらの骨が1つでも左右どちらかに歪むと、その内側を通っている血管や神経を圧迫して、血行不良が起こり首こりの原因となります
二次性の首こり
なんらかの疾患が原因となり、首周りの筋肉が緊張し、首こりを引き起こします。例えば、頚椎症(椎間板ヘルニアなど)によって可動域が減っていたり、痛みによって動かせない状態が続いていると、筋肉が緊張してしまいます。そのため首こりとなります。
二次性の首こりの中で最も注意しなければいけないのは、内臓疾患からくる首こりです。これは「内臓-体性反射」といわれ、内臓の異変が反射によって体表に現れます。実際は凝っていないのに凝ってるように感じることも多々あります。内臓疾患からくる首こりは筋肉への施術をして変化が出ることはほとんどありません。首こりと関係のある代表的な疾患は胆石・肝炎・狭心症です。
二次性の首こりはまず原因疾患の治療をするようにしましょう。また、凝っているように感じても、触ってみると全然凝っていないという場合は、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。
首こりの予防方法
これまで話してきたように、首こりの原因は首周りの筋肉の緊張や疲労からくる、首周囲の血行不良です。そのため首周りの筋肉の負担を減らすことが予防としては大切になります。
ここではいくつかの予防方法を挙げていきます。
首周りを温める
首周辺を温めることによって血流が良くなり、首こりの予防・緩和になります
ストレスを発散する
自分に合った発散方法でいいので、ストレスを溜め込みすぎないようにしましょう。
適度に休憩をとる
30分に1回くらいの頻度で背伸びや首を回したりしましょう。同じ姿勢から解放されるため、血流がよくなります。
十分な睡眠をとる
睡眠によって肉体的疲労を回復することで首こりになるリスクを減らすことができます。
首こりのセルフケア
先程までは予防についてお話をしました。ただ「すでに首こりの症状がある場合はどうしたらいいか?」と思われた方も多いと思います。
安心してください!!
ここではすでに首こりを感じている方に効果的なセルフケアを3つあげます。
①運動をする
運動をすることによって硬まっていた筋肉が動かされ、筋肉が緩んで行きます。また筋肉が付いてくると自分自身の体をしっかりと支えられるようになり、結果として首こりの予防になります。まさに一石二鳥です。まだ自分に合ったストレス発散方法を見つけれていない方は運動をすることをおすすめします。
②セルフマッサージをする
自分の首を触り、硬い場所を指で押しましょう。目安はイタ気持ち良いくらいです。無理に強く押しすぎたり、逆に弱すぎたりすると逆効果になりますので気をつけてください。
適切な刺激ですと、首周りの筋肉がほぐれ、楽になると思います。
③ストレッチ
凝り固まった筋肉をストレッチで引き伸ばすことによって、本来持っている筋肉の柔軟性を取り戻します。
この後、効果的なストレッチの手順を解説しますが、これも無理に伸ばすと筋肉を損傷したり、痛めたりするので慎重に行うようにしましょう。
効果的なストレッチ
ストレッチは15〜30秒で反動をつけずにゆっくり行ってください
まずひとつ目は首の後ろを伸ばしていきます。後ろに手を組んでもらい、そのまま顎が下を向くように、自然に手の重みでストレッチをかけます。このとき、首を上に向けるように力を入れてしまったり、背中まで強く張ることがないよう気をつけます。
二つ目は首の前側を伸ばしていきます。
身体の前で手を合わせてもらいそのまま自分の顎を天井に向けるように伸ばしていきます。前側が気持ち良く伸びている感触があれば正しい状態です。これも首に力が入らないよう、手の力で自然に前側にストレッチがかかるのが理想です。
3つ目は首の横側を伸ばしていきます。
自分の手で頭の横の反対側を持ってもらい、持っている手の方向にじんわりストレッチをかけます。耳の横あたりから肩の付け根にかけて伸びている感触があれば正しい状態です。このとき反対側の手もついてくるとストレッチがかかりにくいので、リラックスするよう気をつけましょう。
小林整骨院に出来ること
セルフケアでもある程度の症状の改善は見込めます。しかし、セルフマッサージで刺激量を間違えたり、ストレッチで筋肉を傷めたりと逆に悪化させてしまうリスクもあります。
またセルフケアでその場はよくなっても良い状態が継続しないという方も多いのではないでしょうか?
小林整骨院グループではそんな「首こり」に対して、骨格矯正と鍼施術をオススメしております。
骨格矯正
筋肉は骨に付いています。日頃の癖や習慣によって骨が筋肉によって引っ張られて歪みが生じると、首こりや痛みといった症状が出てきます。
小林整骨院グループの骨格矯正はその歪みを、「復元力」という力を使って取り除きます。
セルフケアやリラクゼーションなどで筋肉を弛めてもすぐに症状が戻ってくる方は骨の歪みが生じているのかもしれません。骨の歪みを整えることによって首こりなどが再発しにくくなります。
また、骨格矯正の後に筋肉への施術をすることによってより一層の効果を望めます。
鍼施術
先程は首の骨でしたが、次は首まわりの筋肉です。
首まわりの筋肉は何層にもなっており、マッサージやストレッチでは表面の筋肉に対してしか刺激が入りません。
鍼だと鍼が入った深さまで一定の刺激を加えることができ、奥の方にある筋肉も緩めることができます。
また、鍼には自律神経を整える働きがあったり、鎮痛効果があったりとたくさんの作用があります。
鍼を受けたほうがいい人
- 慢性的な症状の方
- 自律神経失調またはその疑いがある方
などなど
鍼は初めての方だと怖いかもしれませんが、鍼は髪の毛くらいの細さで基本的に痛くありません。そしてほとんどの方が続けて受けています。
ぜひ首こりで悩まれている方は鍼施術を受けてみてはいかがでしょうか?
⚠飲酒されている方は血行が良くなりすぎてめまいなどの反応が出る場合がありますので、鍼施術を受ける際は飲酒を控えて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は首こりについて解説しました。
首こりは多くの方が悩まれています。
首こりが悪化した、セルフケアでも改善しないという場合は、ぜひ小林整骨院グループにご相談ください。
健康な身体を維持するために、予防から初めてみてください。