つらい肩こりを和らげるつぼはどこにある?位置や肩こりの予防方法を紹介
2025.2.26 四十肩・五十肩 , 歪み矯正 , 肩こり , 重要おすすめ記事
パソコンに向かう時間が長い方は、肩こりに悩まされることが多いのではないでしょうか。肩こりはいくつかの原因によって引き起こされる症状ですが、普段の生活で予防や解消が可能です。そこで本記事では、肩こりの原因や症状を解消するためのつぼ、予防法を解説します。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
肩こりの原因

肩こりの原因は、首や肩の血行不良や筋肉疲労です。これは、長時間同じ姿勢を続けている、精神的なストレスを抱えている、運動不足などの理由によって、筋肉が萎縮して血管が圧迫され、血行不良を起こすことによって起こります。血行不良で老廃物や疲労物質がたまった結果、肩や背中の痛みとして現れるのです。
また、人体の構造にも肩こりの原因があります。肩は、体重の約10%を占めるといわれるほど重い頭を支えています。さらに肩は、腕にかかる重量の支点にもなっているため、負担がかかる部位です。日常生活を送っているだけでも負担がかかることから、肩こりは比較的起こりやすい症状といえます。
肩こりの解消法
肩こりの症状は、生活の中の工夫である程度、解消や緩和が期待できます。肩こりの痛みに悩まされているときは、まず以下の2種類の方法を実践してみましょう。
血行を良くする
痛みを感じる肩を温めると、血行が促進されます。血行不良によって起こっている肩こりは、患部を温めることで症状が和らぐ効果が期待できます。
肩を温めるには、お風呂でしっかり湯船に浸かりましょう。熱過ぎるお湯は交感神経を刺激してしまうので、お湯は40度程度の温度に設定して全身浴をするのがポイントです。
つぼを押す
全身にあるつぼを押して刺激すると、エネルギーが巡る「経路」の流れが改善され、血流がアップして肩こり解消効果が期待できます。ただし、肩こりに効果的なつぼを刺激すれば症状改善が見込めますが、血流不良以外が原因の肩こりには対処できないことがあるので注意しましょう。
【部位別】肩こりを和らげるつぼ
肩こりを和らげる方法の一つが、前述したつぼを押す方法です。肩こりを和らげる効果が期待できるつぼは、以下で解説する部位にあります。しかし、つぼの位置は個人差があるため、あくまでも目安として肩こり緩和つぼを探すときの参考にしましょう。
【肩】天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)
天柱はうなじの中心から親指2本分ほど左右の外側にあるつぼで、風池はさらに親指2本分ほど中心から離れた髪の生え際にあるつぼです。左右の親指の腹で押し上げるように刺激すると肩や首の血行を促進し、肩こり緩和に即効性が期待できます。
【肩】肩井(けんせい)
肩井は、首の付け根と肩の先の中心にある、押すと痛みを感じる部分です。肩こりを感じたときに無意識に刺激することも多いため、肩こり解消で押すつぼとしてポピュラーです。押す側と反対の指の腹で、もみながら押すか、軽くこぶしでたたいて刺激しましょう。
【肩】肩中兪(けんちゅうゆ)
肩中兪は肩井よりも背中の内側にあります。頭を前に倒すと首の後ろに骨が出っ張ります。そこよりやや斜め下の左右にあるつぼです。肩こりの他、背中の痛みや腕のしびれ緩和にも効果が期待できます。
肩中兪を刺激する場合は、押す側と反対の中指をフック状にして押しましょう。
【手】合谷(ごうこく)
ここまでご紹介したつぼは全て肩周りにありましたが、合谷は両手の甲にあるつぼです。親指と人差し指の間にあるくぼみの、やや人差し指側にあります。
合谷は肩こり以外にも体中の多くの痛みに対する緩和効果が期待できる、万能なつぼといわれています。肩こりなどの痛み緩和には、合谷を親指で揉むように刺激しましょう。
肩こりの予防方法を紹介
肩こりは、症状が出る前に対策をすると予防が可能です。肩こりを予防するには、以下の2点を押さえておきましょう。
ストレッチ
長時間同じ姿勢を取り続けたことが原因の肩こりは、ストレッチで適度に体を動かすと予防できます。仕事で同じ姿勢が続く場合は片方の肩を上げて、その方向へ頭を傾けてからその姿勢をキープしたまま前後に10回肩を回しましょう。これを左右2回繰り返します。
休憩時間などを利用してこのようなストレッチをするだけでも、体への負担が軽減できるでしょう。
正しい姿勢
猫背になっていたり、悪い姿勢をし続けていたりすることも肩こりの原因となります。仕事や自宅でパソコン、スマートフォンを使用しているときは、できるだけ正しい姿勢を心がけましょう。
特に、座っているときは無意識のうちに姿勢が悪くなりがちです。腰を立てて背中を真っすぐに伸ばして座ること、またパソコン使用中はディスプレイを目の高さよりやや下に調整することを意識すると、正しい姿勢で座れます。
まとめ

肩こりは多くの人が悩まされている症状です。肩こりが起こる原因は、日常生活の過ごし方を改めるだけでも予防効果が期待できます。しかし、予防していても肩こりの症状が出ることもあるでしょう。肩こりの痛みで悩んでいる場合は、今回ご紹介した解消法やつぼ刺激、予防方法を参考に肩こりに対処してみてください。